
さてさて、今日お届けするのは
ちょっとこれまでの方とは違うタイプの
エピソード。
なにが違うのか?
よかったら、考えつつ
読み進めてくださいね。
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彼女は遅れてやってきた。
「すみません、お待たせしました・・・!」
そういって入ってきた彼女。
2016年2月20日。
出逢ったのは、当時わたしが資格をもって
働いていた美容サロンだった。
(あまり表に出していないけれど、
こういうこともしていました。)
セルフホームエステの機械を販売している
その会社は、全国各地にラウンジがあり、
そこで「フォロー」や「体験」ができるように
なっている。
彼女は、体験者のひとりだった。
なんだか少し元気がないなと
感じたけれど、
緊張しているのかもしれない。
そう思いながら全3回の体験を
進めていたわたしは、
いろいろな話をしながら
彼女が今どんな状態かを知ることになる。
もう結婚すると思っていた人と
とある問題で別れることになったこと。
自分で決めたけれど苦しいこと。
気持ちの整理が全然つかないこと。
当時26歳だった彼女。
彼女の話を聞きながら、
わたしは他人事のようには
思えなかった。
わたしもかつて、
結婚すると思っていた人と
離れたことがあったから。
「今、美顔器は買わなくていい」
正直、そう思った。
そして3回の体験が終わり、
彼女は美顔器を買わなかった。
でも、わたしと彼女の関係は
そこからが始まりだった。
その年が終わるころ、
彼女はもう一度お店にやってきた。
そのとき、彼女は新しい挑戦をしていると
教えてくれた。
そして翌年2月に、彼女は美顔器を購入。
試験勉強をする中で、合格したら
一番欲しいものを買おう!と思い、
このエステマシンのことを
思い出してくれたときいて、
とっても嬉しかった。
彼女はわたしの
「おモテなし美人塾」にも入塾、
変化していく姿がまぶしかった。
そんな彼女に大きな変化が訪れたのは、2018年。
当時わたしの手帳コンサルを受けていた彼女は
突然言った。
「サエコさん、手帳を書いているうちに
思い出したんですけど・・・
わたし、ネイリストになりたかったんです!」
正直、めちゃくちゃ意外だったけれど
元来目の前の人の夢はすぐに応援したく
なってしまうタイプなので、
すぐにわたしのネイルを
長年担当してくれている
ネイリストさんに彼女をつなぎ、
指導していただくことに。
彼女に会うと、「どう?」と聞き、
ネイリストさんにあっても
「どうですか?」と聞く。
そんな日々が始まった。
彼女は器用なほうではなく、
というよりも、
言ってしまえば
「不器用」だった。
だから、とても時間がかかったのだと思う。
器用な人がサクッとできてしまうことが
できずに、何度も何度も練習を重ねて
いると聞いていた。
でも会うたびに彼女は
キラキラした顔で
「楽しいです!!」
そう教えてくれて、もうその顔を
見るだけでわたしは幸せをもらえたのだった。
そんな中、彼女の勢いは増すばかり。
友人たちと海外旅行に出かけたと思ったら
「一人で行ってきました!!」
とある目的のために、
一人でも海外へ行ったというから
驚いた。
「趣味は貯金です」
みたいな(笑)堅実派、
以前の彼女からは想像もつかない、
羽が生えたような彼女。
誰かのためじゃなく
自分の人生を楽しむ!
とばかりに自由に生きる彼女。
正直、その自由さはうらやましくさえあった。
そして、
今の彼女は独立してネイリストに!
・・・というわけではなくて、
相変わらず出逢ったときと同じ
会社に勤めている。
いくつかのネイルの資格は取得
したけれど、起業をしているわけではない。
でも、彼女は確実に変化してきた。
自分のやりたいことを叶えながら
自分の心の声を聞きながら
前に進んできた。
今の彼女が出逢ったときよりも
美しいと素直に思うのは、
美顔器のおかげももちろんあるけれど
でもやっぱり
内面が変化したことが
大きかったのだと思う。
大切なのは、
「結果」なのだろうか?
なにか大きなことをなさなければ
やった意味はないのだろうか?
たとえば、
結婚につながらなかった恋愛は
無意味だったのだろうか?
たとえば、
起業につながらない資格取得は
無駄だったのだろうか?
断言するけれど、
答えはNO、断じてNO。
人生というのは、
「なにを成す」よりも
「どう生きるか」のほうが
よっぽど大切だから。
そして、少し先の未来に目を向けてみると
今の彼女が持っているたくさんの可能性に
嬉しくなる。
それはたしかに、
この4年間の積み上げがあったから。
よかったね。
おめでとう。
それから、ありがとう。
最近はあまり会えていないけれど、
また美人塾の卒塾生の集まりでも
会いたいな。
∞・・・・・・・・・・・∞
これが、
CASE7 「婚約破棄でボロボロ状態、でも夢中をひらいたら一人で海外にいっちゃった彼女」
というお話です。
いかがだったでしょうか?
少し違う、といった意味が
お判りいただけたと思います。
ぜひ感想をお寄せいただけるとうれしいです。
さて、明日は・・・
CASE8「オンライン時代だからこそ!?夢中をひらいたら、飛行機で会いに来てしまった彼女」
というお話です。
この彼女はわりとタイムリーなので
ピンと来た方も多いかな?
さぁ、誰でしょうか(笑)
楽しみですね!
それではまた、お便りしますね。
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